Q29 逆T型擁壁1のプログラムで地表載荷重が0と出力される理由は
| 逆T型擁壁1のプログラムにおいて,載荷重をq=10kN/m2と入力したにも関わらず,出力ではq=0kN/m2とされます.宅地擁壁では,載荷重を考慮した状態で地震時の検討が必要となります. |
回答
道路擁壁の技術基準である道路土工−擁壁工指針では,地震時あるいは自動車衝突時には載荷重を考慮しないことになっています.逆T型擁壁1,逆T型擁壁2では,擁壁工指針に準拠して作成されているため,水平震度が入力されるか,衝突荷重が入力されると強制的に載荷重を0とする設定になっています.したがって,水平震度の地震規模で「考慮しない」を選択し,かつ,ガードレール「なし」を選択しない限り,載荷重は考慮されない仕組みになっています.
入力ミスをできるだけ回避するように配慮したつもりの設定でしたが,宅地擁壁を設計する場合にはかえって不都合があることを初めて知りました.
バージョンアップのときには,水平震度と載荷重を同時に考慮できるように修正する予定です.
Q30 もたれ式擁壁の地盤反力計算法について
| 拙著「続・擁壁の設計法と計算例」p135で,もたれ式擁壁地盤反力の実用的計算法を提案されていますが,これは擁壁断面が等厚の場合以外にも適用できるのでしょうか.現在,擁壁高9.0m,天端幅0.6m,底面幅2.4m,前面勾配1:0.5,背面勾配1:0.3の台形断面の擁壁を設計しているのですが,この場合にも適用できるのでしょうか. もし,適用できないとすれば,どのように修正すれば良いでしょうか. |
回答
もたれ式擁壁の実用的計算法は,ブロック積み擁壁のように壁厚が等厚の場合以外には適用できません.台形断面の場合には,地盤係数法を用いて計算する必要があります.
なお,拙著「Excelによる擁壁設計法」付属CD-ROMに収録されているプログラム「もたれ式擁壁」を使用すれば簡単に計算できます.