Q21 ブロック積み擁壁の安定計算
 

擁壁Q&A選集p98〜p101に記述されているブロック積擁壁の安定検討について質問致します.
(1)転倒に対する検討
  a)後回りの転倒  ----- 検討不要
  b)前回りの転倒  ----- P.99 式(4.14)による検討が必要
(2)滑動に対する検討
  モードA、モードBの両方について検討する必要があるのでしょうか?
  どちらかがOUTになれば、不安定とみなすのでしょうか?
(3)支持力に対する検討
 p.101 式(4.22)による検討が必要
(1)と(3)については確認だけですが、(2)については、どのように解釈すればいいのでしょうか。


回答
(1)転倒に対する検討
 後回りの転倒に対しては検討不要です.
 前回りの転倒に対しては,式(4.13)と式(4.14)の両方とも満たすことを確認すべきでしょう.

(2)滑動に対する検討
 基本的にはモードAとモードBの両方の滑りモードに対して安全率が確保されている必要があります.しかし,図4.11に示しているようにモードBで安全率が不足することはないと考えられます.したがって,モードAについてのみ照査しておけばよいでしょう.

(3)支持力に対する検討
 基本的には,p102〜p104に記述している地盤係数法で底面の地盤反力度を算出し,許容支持力度以下かどうかを確認すべきです.  壁厚が等厚のブロック積み擁壁の場合は,式(4.22)の簡便式で地盤反力度を算出することもできます.


Q22 大型ブロック積み擁壁設計・施工マニュアルの入手方法
 

大型ブロック積み擁壁設計・施工マニュアル(土木学会四国支部、耐震性大型ブロック積み擁壁に関する研究員会)の入手方法も教えて戴けないでしょうか?

回答
 愛媛大学工学部の矢田部龍一教授の研究室が窓口になって販売をしておりましたが,大変好評で既に完売となっています.
 設計に関しては,大型ブロック積み擁壁設計・施工マニュアルと同じ内容が,拙著「続・擁壁の設計法と計算例」に記述していますので参考にしてください.

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